『娘の結婚式』親父の気持ち!

 

 

さて、2007年11月10日(土曜日)某所に有る「C多摩ウェディングヒルズ」にて、I家、M家、両家の挙式、披露宴を無事に執り行った事をご報告申し上げます。

 

ご列席くださいました、お世話になっている方々、ご友人、お忙しい所有難うございましたm(__)mそれに遠方よりお越し下さいましたご両家の親戚の方々、今回、宴を盛り上げてくれた、バンドの花岡さん、筒井さん、永生さん、河合さん、市川さん、それにC多摩のスタッフの皆様、そして美味しい料理を作って下さいました,料理長、有難うございましたm(__)m

 

一生に一度しかない娘の結婚式、日記として書きとめておこうかなって親父の気持ちを書いてみたいと思いキーボードを押しています。

 

今年の初めに「お父さんM人君に会って!」と、覚悟はしていたもののお会いして「M里さんを下さい」と言われた時は涙が出てきました^^;でも中々いい青年なので二つ返事で承諾しました。前から一緒に住みたいといっておりましたので、住むのだったら籍を入れてからね、と約束をして3月21日に目出度く入籍を致しました!家はマンションで、駅で言えば直ぐ隣の駅^^;に引っ越してまいりました。

 

式は来年にする!と言っておりましたが、結局今年の11月10日に(僕のあいている日にちでいい日を選んでくれて)決まってしまいました^^;その間にI家のご両親に会ってご挨拶をいたしました。

 

周りの友達やファンの方々に「浩ちゃん!絶対泣くよ!」「楠堂さん涙ぼろぼろですね!」とか言われておりましたが、もう三月から一緒に住み、一緒に仲良く食事とかしているのに、そんなことはないよ!と思っておりました。娘の衣装合わせに立会いウェディングドレスを着た娘を見ても、感動は有りましたが、これと言って泣くなんて事は思いもよりませんでした。また、娘の結婚式前日まで大阪へ仕事に行っており、余り、感慨にふける余裕は有りませんでした。

 

結婚式当日も娘夫婦を迎えに行き、これから結婚式に行くんだという感覚は無かったような記憶が有ります^^;

式場に着き(残念ながら雨でした)楽器をセッティングし、モーニングに着替え、遠方から来て頂いた親戚の方たちにご挨拶したりしていましたが、不思議なことに自分が第三者のような、不思議な気分で式に望んでいる自分に苦笑したほどです。でも親戚紹介の段になると緊張して姉の名前が出て来ない^^;自分にびっくり致しました!(やっぱり緊張してる!)

 

さて式のリハーサル!結構覚えることには自信が有り、ここまで歩いて、こっから娘とバージンロードを一歩づつ歩くんだなとリハーサルの手順を覚え、後はいかにして泣かないようにするかだな!真剣に考えるようになりました。自分ではここが第一関門だなって、変に緊張を致しました。

 

さて、本番前小さな部屋で待たされた時、外人の牧師さんが僕に慣れない日本語で「大丈夫よ!緊張すること無いですよ、みんな教えてくれますから、ダイジョウブダイジョウブ!」と僕に向かって喋っています!僕が真剣な表情で下を向いて考えているので、言ってくれたんでしょうね^^;僕はいかに泣かないようにと考えていたのですが、覚えられなく悩んでいるように見えたんでしょうね^^;

 

さて本番!外で待機していた僕達の前のドアがオープン!僕が先頭!続いて娘と母が並び、歩いて入場!途中僕が右により、娘と母とが向かい合い、母が娘のベールで娘の顔を隠す・・・

 

この時である!それを見ていた僕!「そうか、今日からM(うちの娘)ではなくI(嫁)になるのでベールで顔を隠すんだ、歩いてきた瞬間は顔を見せていたんですけど、嫁いでしまうんだ」と思った瞬間、涙が溢れてきて、もう止まりません!父は娘の手を取り自分の腕に絡ませ、新郎の所まで歩いていくのです!たった3メートル位なのですが、ながーく感じられ、涙が止まらず、歯をくいしばるのがやっと^^;新郎に娘を渡すのですが、心の中で「ここで渡さなかったらどうなるんだろう」とは思いませんでしたが^^;娘を渡しました!そして連れて行かれてしまいました^^;

儀式が終わりM君が娘のベールを上げ、心の中で「今日からI家」と思うと又、涙が溢れてきて止まりません!恒例の賛美歌「星の界」を歌うのですが、唄えません!ずーと涙が出て止まりません!初めてでしょうか、こんなに泣くのは^^;

 

それから披露宴!

入場は僕のバンドで、結婚行進曲(デキシーで)、ケーキカットは息子のN大が作ったケーキ、乾杯は露の五郎兵衛(バックミュージックは僕のバンド)アトラクションでは僕のバンドで「波涛を越えて、花、りんごの木の下で、小さな花、これで満足!」お色直し入場の後、プレゼント曲は姪のSunnyが「星の界、アメイジンググレース」を歌ってくれました。素晴らしかったです!僕のバンドでは「夫婦の永遠愛を歌った、アニバーサリーソング」この曲でも少し泣いてしまいました^^;

 

とどめの一撃は娘のお手紙^^;僕も33年色々な結婚式に出演しておりますが、親父にならないと分からない手紙、これほど泣いてしまう手紙はありません!短いながらも娘の気持ちが入っている!親ばかだと思いますが、その手紙を頂き次の日、額縁を買ってきて飾ってあります^^;

 

話が横道にそれましたが、手紙、花束贈呈は、結婚式には無くてはならないもの!ここで少し余談ですが、昔はお手紙のBGMは「母さんの歌」♪母さんが夜なべをして手袋あんだだよ♪と言う定番が有りました。今は本人達の思い入れのある曲でやるのですが、僕が娘に「花嫁人形」なんてどう?って聞いたら「やめてよ、そんな古い歌」と一笑に付されてしまいました^^;「せめて花束贈呈のバックだけでもとお願いをして「星に願いを」を演らせて頂きました^^;

 

兎に角、自分でもいい結婚式だったなぁと、ひつっこくなく、さらーっとした、ほんわかムードの式でした。今はそんなに寂しい気持ちにはなりませんが、でも暖かい人たちに囲まれて結婚式が出来、その他にもお祝いを頂戴したり、まだまだ祝ってくれる人が居る幸せ!親父の気持ちとしては、何時までもいい子で優しくて、思いやりの有る子で居て欲しい!

 

長くなりましたが、ようやく二人三脚で歩き出した二人、M人君、M里!「ご親戚、友達、お世話になっている方々」これからもよろしくお願い致しますm(__)m

 

これが親父の気持ちです!(^0^)

 

2007年11月28日

 

楠堂 浩己